【FASC】(単精度浮動小数点型実数→文字列変換命令)について紹介します。
この命令は、浮動小数に変換した値を文字列に変換してくれる命令です。CSVファイルに値を保存したい時などによく使用しています。
この命令を実際に使用すると下図のように変換してくれます。
FASCについて
【FASC】について紹介します。
- 【S1】 : 【FASC】のパラメータ格納先
- 【S2】 : 単精度浮動小数点型実数の格納先
- 【D】 : 返還後の文字列格納先
次に、【FASC】のパラメータについて紹介します。
- 【S1】 : 形式の選択(浮動小数なら0を格納)
- 【S1+1】 : 全桁数(文字列の桁数を格納)
- 【S1+2】 : 小数部桁数(文字列の小数点数を格納)
- ゼロサプレスと符号の設定
今回はゼロサプレス(CR2814)をONとし、符号省略(CR2815)をOFFとしました。
ラダー
次にラダー図を紹介します。
上図が【FASC】のラダー図となります。命令実行前に、【FASC】のパラメータに数値を格納とゼロサプレスや符号の設定を行ってから命令を実行していきます。
そして実際に変換した値が下図となります。
さいごに
今回は【FASC】について紹介しました。下記が【FASC】のポイントです。
- 【S1】 : 【FASC】のパラメータ格納先
- 【S2】 : 単精度浮動小数点型実数の格納先
- 【D】 : 返還後の文字列格納先
- 【S1】 : 形式の選択(浮動小数なら0を格納)
- 【S1+1】 : 全桁数(文字列の桁数を格納)
- 【S1+2】 : 小数部桁数(文字列の小数点数を格納)
- ゼロサプレスと符号の設定