こんにちわ。雑魚です。今回紹介する内容は、ライトカーテン(又は、安全センサー)を異常回路に紐づけるためのラダー図を紹介していきます。
今回想定して使用するライトカーテンは、KEYENCE製のGL-S**SHと想定します。※:**には数値が入ります。
ライトカーテン
引用元 https://www.keyence.co.jp/products/sensor/area/gl-s/models/gl-s08sh/
配線
引用元 https://www.keyence.co.jp/products/sensor/area/gl-s/models/gl-s08sh/
KEYENCE製のライトカーテンを使用する時は、下記の信号類を使用します、良ければ参考にどうぞ!※:下記では、X,Yと表記しておりますが、KEYENCEの場合は、Rを用いています。※:投光側と受光側を同期させるために、同期線1(RS485+)と同期線2(RS485-)をそれぞれ配線をしておきましょう。
- OSSD1 : X0
- OSSD2 : X1
- 入力1 : Y0
- 入力2 : Y1
タイムチャート
引用元 https://www.keyence.co.jp/products/sensor/area/gl-s/models/gl-s08sh/
このタイムチャートを見ると、OSSD1,2共に、ライトカーテンが遮光(作業者が侵入や、障害物が遮光)すると、OSSD1,2がOFFすることがわかります。
これらの情報を基にラダー図を製作していきます。
ラダー図
今回使用するソフトは、KV-STUDIOを使用します。PLCはKV-5500としていますが、なんでもいいです。
入力信号について
- OSSDが投光側、受光側もONしている状態→”入光中”
- OSSDが片方のみON、又は全部OFFしている
異常回路への紐づけについて
次に、異常回路への紐づけですが、普段、私自身が書いているスタイルなので、これじゃなきゃダメって言うことはないです。簡単にこの回路に用いている接点関係を下記に紹介します。※あくまで、私自身の組み方、考え方ですのでご了承ください。
- MR100 : 異常リセットPB
- MR5000 : STEP 停止中
- LR1000 : ERR0_動作中 侵入
上記の回路について説明します。
MR5000がOFF、即ち、装置動作中の時にライトカーテンが遮光(MR001がON)した時に異常として検知する回路ですね。異常リセットを行う場合は、装置動作が停止中時のみに有効となります。
基本的には、お客様の仕様に沿って設計するのですが、特に仕様が無い場合は、装置運転準備を遮断するようにしていますね。(この安全異常をどうしたいか については、仕様書がある場合は確認して製作していきましょう!)
出力信号について
この回路では、ライトカーテンの色を点灯させる回路となっております。単純に、入光中は緑色点灯、遮光中は赤色点灯する回路となっております。同時にONさせる橙色に点灯します。
さいごに
今回の記事では、ライトカーテンのIOを用いて安全回路に紐づけることを紹介しました。
この記事をご閲覧いただきありがとうございます。