こんにちわ。雑魚です。今回の記事では、KEYENCEのKV-LH20VとIAI(アイエイアイ)のPCONの通信方法について紹介していきたいと思います。
前回の記事では、KV-LH20VとPCONとの配線方法について紹介しました。
PCON本体の設定
まず、始めにPCON側の設定を行います。PCONの設定を行うには下記の物が必要となります。
- RCM-101-USB(ソフト+通信ケーブル付)
PCONに接続後、”IA-OS”を立ち上げましょう。立ち上げると次のような画面が表示されます。表示されたら、”シリアル通信(USB/TPポート)”を選択しましょう。
次に、”シリアル通信(USB/TPポート)”を選択した後、”メニューバー”の”パラメーター”で、”パラメーター編集”を選択すると、パラメーターの編集が可能となります。次がパラメーター編集画面となります。
画面を開いて、赤色枠線部の内容に合わせて設定しましょう。
- SIO通信速度選択【bps】 115,200【bps】
- 従局トランスミッター活性化最小遅延時間【ms】 5
外部のスイッチについては、前回記事で紹介しています。
KV-LH20Vの設定
次に、KV-LH20V側の設定について紹介します。まずは、”KV-STUDIO”を立ち上げましょう。
※:不要な個所にはモザイク処理を施しております。
上図のように、画面が表示出来たら”Ctrl + U”を押して”ユニットエディタ”を開きましょう。
ユニットエディタ
ユニットエディタを開くと、このような画面が表示されます。上図では、既にKV-LH20Vを追加したデータとなっています。もし追加していない場合は、ユニットエディタ右側の”ユニット”の”ユニット選択(1)”を参照してください。
上図が”ユニット”の詳細図です。KV-LH20Vは、”位置決め/モーションユニット”の中にありますので、選択してください。
詳細設定
上図が、KV-LH20Vの詳細設定となっております。今回はPCONと接続しますので、”アイエイアイ”を選択しましょう。最大軸数については、“1 ~ 8”軸まで選択が可能です。接続機種はPCON以外に、”予約”、”SCON-CB/CLシリーズ”が選択可能となっています。今回はPOCNシリーズを選択しました。通信設定については下記を参照してください。
- ボートレート : 115,200 bps
- スタートビット : 1bit
- ストップビット : 1bit
- パリティ : なし
- 受信タイムアウト【ms】 : 500
- 送信待ち時間【ms】 : 5
- リトライ回数 : 3
- ブロードキャスト送信後待ち時間【ms】 : 10
- 通信異常時送信待ち時間【ms】 : 300
- 通信エラー検出待ち時間(起動時)【s】 : 20
さいごに
いかがだったでしょうか?今回の記事では、KV-LH20VとPCONとの通信&設定について紹介しました。