こんにちわ。雑魚です。今回の記事では、KEYENCEのKV-LH20VとIAI(アイエイアイ)のPCONの配線方法について紹介していきたいと思います。
KV-LH20V
まず、KV-LH20Vとは、通信型位置決めユニットと言います。基本的にはシリアル通信(RS-485)を用いて対応機器と通信し、制御を行うことが出来ます。このユニットは、主にIAI、Oriental Motor(オリエンタルモーター)、KEYENCE、SMC(エスエムシー)のステッピングモーター関係が対応しています。今回の記事では、IAI社のPCONとの通信方法について紹介します。(他機器についても紹介できればと考えております)
KV-LH20Vについて https://www.keyence.co.jp/products/controls/plc-building/kv-8000/models/kv-lh20v/?search_dl=1
IAI PCONについて https://www.iai-robot.co.jp/data_dl/CAD_MANUAL/MANUAL/html/CONTROLLER/c-j.html
配線について
では、配線については下図の通りです。詳細についてはマニュアルを参照していただければと思います。
全体の配線の様子
上図がKV-LH20VとPCONとの全体的な配線図となっております。基本的にはRS-485ケーブルとIAIコントローラーリンクケーブルをe-CONジャンクションに接続していく形となります。
KV-LH20Vとe-CONの配線の様子
次に、KV-LH20V側からe-CONコネクタに接続する詳細図です。(N.C.には何も接続しないで下さい)KV-LH20V側は端子台となっていますので、丸orY端子で圧着して配線するのがいいと思います。e-CON側は、電線を各ピン箇所に挿入して、圧着すると加締めることが出来ます。
あと、KV-LH20V側では、KV-LH20V本体にスイッチ(ターミネータ選択スイッチ)がありますので、”ON”に設定してください。
PCON側の外部設定
最後に、PCON側の外部設定についてです。下記の2点について設定を行って下さい。
- ① 軸番号設定
- ② モード切換スイッチ
まず、①の軸番号設定についてです。KV-LH20Vは1番~8番までしか設定できません。左記の範囲になるように設計してください。
次に、②のモード切換スイッチは、”MANU(手動)”を選択してください。”AUTO”だと通信ができません。
さいごに
今回は、KV-LH20VとIAIのPCONについての配線について紹介しました。次回では、ソフト側の設定について紹介していきたいと思います。